こんにちは、ただほんです。今日は綾辻行人さんの名作ミステリー「十角館の殺人」を読んでみた!を書いていきます。
とにかく、超ミステリでした。
約450ページを1週間ちょっとかけて読んでいきました。なかなか仕事やりながらだと時間がなくて…。
最後はやっぱり怒涛の展開で読む手が止まらなかったですね。
僕にとっては、初綾辻行人さんでしたので、全然先入観なしで読むことができました。
ただ、今まで読んでいた小説の中にたびたびこの本の名前が出てきていたので、超読んでみたいと思っていました。
(もう一つよく出ていたのは、島田荘司さんの「占星術殺人事件」です。これも読んでみたいと思っています。)
内容としては、孤島の館で連続殺人事件が起こり、誰が犯人がわからない、外部の者の犯行なのか、それとも…。
ミステリー小説は、本当の話ではない本の中の物語ですが、誰も信じられないという環境を想像したら怖かったですね。
ただ読めば読むほど、ワクワクドキドキしていきました。
これは読んで間違いないですし、読むべきミステリー小説です!
1.あらすじ
十角形の奇妙な館が建つ孤島·角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。館を建てた建築家·中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!
本の裏表紙より
ミステリ好きにはたまらない内容になっています。
まず始めに、大学のミステリ研の学生たち7人が孤島、角島の十角館にやってきます。
半年前にそこであった殺人事件を知っていながら、ワクワクドキドキして楽しんている学生たち。
そして、一人、また一人と殺されていきます。
逃げる道、方法がありません。だってそこは孤島であり、迎えの船は1週間後ですから。
島では残った学生たちが推理をしていきますが、仲間が犯人なのか、それとも外部の者の犯行なのか。
疑心暗鬼になりながら真相に近づいていきます。
本土の方でも、島に行かなかった学生二人と、知り合って一緒に推理する男性一人が、いろいろと調べていきます。
なぜ、彼らは殺されなければいけなかったのか?その事件の背景とは何なのか、なかなかでしたよ!
密室殺人、館、孤島、連続殺人とミステリ好きには面白い要素がふんだんに入った小説が「十角館の殺人」です。
2.登場人物(勝手なキャラクターのイメージ)
- エラリィ…爽やかな青年、手品が得意、ちょっと人を食っている感あり。リーダー的。
- カー…ひねくれている、人にすぐ突っかかるいやなやつ。アガサ、オルツィに振られている。
- ルルウ…次期ミステリ研の部長、いいやつ、みんなの一個下。
- ポウ…医学部学生、少し大柄なイメージ、みんなを後ろから支えているイメージ。
- アガサ…美人、自分に自信あり人にも優しいがヒステリックになりやすい。
- オルツィ…自分に自信がない。人と接するのが怖い。引っ込み思案なイメージ。
- ヴァン…叔父が角島を所有していたのでみんなを招く。風邪気味。先に来て用意している。
- 江南孝明(かわみなみたかあき)…島に行かなかったミステリ研のメンバー。本島の方で気になり調べ始める。
- 島田潔(しまだきよし)…江南が中村青司の実弟・紅次郎の所で知り合った人。一緒に調べ始める。ひょうひょうとしていて掴みどころのないイメージ。
- 守須恭一(もりすきょういち)…江南と同じミステリ研のメンバーで島に行かなかった。
- 中村青司…半年前に角島で殺されている、建築家。
- 中村紅次郎…中村青司の実弟で大分に一人で住んでいる。島田がよく家に来ている。
- 中村千織…一年以上前にミステリ研の飲み会で急性アルコール中毒で死んでいる。
島の登場人物では七人の学生が絡んでいきます。ミステリ研では名前ではなく、あだ名で呼び合っていました。
それぞれミステリの有名な著者の名前を使っていました。一瞬、どこの国の話って思いました。
本島では、江南と島田が中村青司の事件を調べていきます。島田さんはなかなかひょうひょうとしていて、いい味出しています。
3.感想
まず、オルツィが第一の殺人の被害者になりますが、ポウがみんなに見せないようにしたので、実は生きてたりとか思ったのですが、死んでました。
そしてカーが殺され、また次の人がとなり、次第にが恐怖が強くなっていきます。
誰が犯人か、動機は、中村青司の事件との関連は?
密室の中でお互いが疑心暗鬼になり、誰でも犯行が可能なので、その分怖いですね。
なんですかね、本当に殺人が起こったら怖いですが、ミステリ小説なので殺人事件が起こらないと始まらないし、一人また一人と殺されていくと、ドキドキして面白いです。
自分の始めの考察では、オルツィが殺されていなくポウと組んでいて、二人が犯人だったりしてなんて思いましたが、それ他の小説でよくある話でした。違かったですね。
最後三人まで絞られていくと、どっちだ!って結局分からなかったです。
ミステリと言えば!な本なのでぜひあなたも見てください!
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