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怪物の木こり 「この男超ヤバい。」映画より小説のほうが良いかな。

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こんにちは、ただほんです。

亀梨和也さん主演の映画「怪物の木こり」を見てきました!

そして、倉井眉介さんの小説「怪物の木こり」も読了しました!

 はじめに

12月3日の日曜日に、車の中でラジオを聞いていたら、たまたま、吉岡里帆さんのラジオがやっていました。

ゲストが、菜々緒さん

怪物の木こり」の映画の話をされていて、とても興味を持ちました。そして、映画を見ようかな、って思いました。

サイコパスの主人公が殺人鬼に命を狙われる!

なかなか面白そうですね。

映画と小説の違い、いろいろと書いていきたいと思っています。

 怪物の木こり あらすじと登場人物

あらすじは、小説の方に載っている解説の吉野仁さんから引用します。

 物語は、〈魔女の館〉と呼ばれた洋館のなかへ静岡県警の捜査官たちが踏みこむ場面から幕を開ける。魔女の名前は、東間翠。四人の幼児が保護されたほか、館の裏庭から十五体の小さな遺体が発見された。
 それから二十六年後、二宮彰という男をめぐる奇妙な事件が巻き起こる。そのころ、一ヶ月ほどまえから連続して起きた殺人事件が話題になっていた。四人もの人間が同じ方法で殺されていたのだ。そんなとき二宮は、何者かに付け狙われた。すぐにその尾行者の男をつかまえ、気絶させたのち、廃倉庫に連れて行った。目的を聞きただしたあと、男を殺した。なんと二宮はサイコパスで、平然と人の命を奪う殺人鬼だった。
 その一週間後、二宮は自宅マンションの地下駐車場で、思いもよらぬ状況に遭遇する。レインコート姿に怪物のマスクをかぶるという異様ないでたちの男が、手斧をかかげ、二宮の頭に向けて振り下ろそうとしていた。殺意をもって襲いかかってきたのだ。
 二宮をつけ狙い、マスク姿で手斧をもち襲いかかる〈怪物の木こり〉とは、はたして何者なのか。

本書、解説より

主人公はサイコパスの殺人鬼、二宮彰(にのみやあきら)。映画では、亀梨和也さんが演じています。

その殺人鬼を襲い、殺そうとしてくるもう一人の殺人鬼〈怪物の木こり〉。それが誰なのか?どうして二宮彰を執拗に狙ってくるのか?

事件を捜査する刑事・戸城嵐子(としろらんこ)が警察側の主人公。映画では、菜々緒さんが演じています。

二宮彰の婚約者・荷見映美は父親から勧められて二宮彰と婚約してが、基本的には人間味のない二宮彰のことが好きではない。映画では、吉岡里帆さんが演じています。

サイコパス仲間の医師・杉谷九朗。こいつも殺人をなんとも思っていません!映画では、染谷将太さんが演じていますね。

この映画で、とても興味があったのは、〈怪物の木こり〉が誰なのか、です。出来れば吉岡里帆さんであってほしいと勝手に思っていました。一番意外性があったから。

まあ、でもある意味、一番サイコパスかもって思ってしまいましたが。

映画を見て、初めの方では「小説は読まなくてもいいか」って思ってたのですが、中盤ぐらいから「小説読もうかな」って変わってきて、終わったらBOOK OFFに行って買ってました。

それだけ面白かったってことですね。

さて、ここからは小説と映画の違い、感想などを書いていきましょう。

 ただほんの書評!

ドラマの「デクスター」や「ハンニバル」を思い出しました。

「デクスター」は確か続編も作られていたと思います。

サイコパス視点なのが面白いですし、なぜ、サイコパスになったか人体実験によるところも浦沢直樹さんの漫画「MONSTER」を思い出させました。

主人公は亀梨くんで良かったです。色気があり、何考えているのか分からない感じが良かったですね。

問題は、刑事の戸城嵐子。菜々緒さんでしたが、小説では、先輩刑事に付く普通の刑事でしたが、映画では、プロファイラー刑事でした。

小説には、プロファイラーの刑事・栗田が出てくるのですが、そこが無くなり、戸城嵐子に混ざった感じです。

何か、プロファイラーと普通の刑事が混ざった感じで、結局あまり役には立ってない。菜々緒さんがもったいないって思いました。もっと、アクションとか見たかったですね。

二宮彰の婚約者・荷見映美は、小説ではもっとハキハキしていて強いイメージです。少し吉岡里帆さんのキャラクターとは合っていない感じがしました。

結末もかなり小説と映画では違います。映画は終わってしまった感じですが、小説は続きが気になる終わり方でした。

個人的には、小説の終わり方のほうが好きです。悪いやつはなんやかんや生き残っていく方が面白いです。

難しいのか、小説一冊を映画にすると、どうしても総集編みたいになって残念です。二時間では収まらないんですかね。

倉井先生には是非続きの小説、サイコパス・二宮彰のその後を書いてほしいです!

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