" /> おすすめ小説「カササギ殺人事件」アンソニー・ホロヴィッツ作です! | ただほんの本好きブログ

蔵書1000冊所有の私が推すミステリー小説「カササギ殺人事件 」

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上巻

tadano
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こんにちは、tadanohonsuki(ただのほんすき)です。今日は、「カササギ殺人事件」をご紹介します。

ミステリー熱が熱くなります!

2019年に「このミステリーがすごい!」や「本屋大賞翻訳小説部門」で1位になった作品です。

この本を手にしたのは、何となく面白そうだなと思ったのが一つと、シャーロック・ホームズを読んでいたので「名探偵」というのに惹かれて買ってしまいました。

たしかに、上巻は名探偵アティカス・ビュントの話しで、読んでいくと物語に引き込まれていきました。

物語のはじめは、メアリ・エリザベス・ブラキストンという女性の葬儀です。メアリはサー・マグナス・パイというお金持ちの人の家政婦で、掃除機をかけていた時に階段から落ちてしまい死亡してしまいました。

警察はただの事故として処理します。

村人たちはメアリと仲の悪かった息子のロバートが殺したんじゃないかと噂をし、それに気を病んだロバートの婚約者ジョイが探偵のアティカス・ビュントに依頼します。

1度は断りますが、サー・マグナスが殺され、ビュントは引き受けることにします。

そこから、お決まりの流れでいろいろな登場人物が出てきます。

オズボーン牧師、エミリア医師、骨董品屋のジョニー、マグナスの双子の妹クラリッサ、マグナスの妻フランシスなど。

そして、物語が進み、「犯人は〇〇です!〇〇が殺したのです。」といった後の解き明かしが…、ないのです!

上巻を最後まで読み、「えー!」と声を出してしまいました。「なにこれ?」というのが正直な感想です。物語にのめり込んでいたので唖然としました。そこから下巻に続きます。

下巻

下巻を読み始めると分かるのが、上巻は小説の中の小説だったんです!面白いことするなぁって思いました。

そこでの主人公は、編集者のスーザン・ライランドです。「カササギ殺人事件」の結末部分がないことに腹を立てていた時に、作者のアラン・コンウェイが自宅の屋上から転落して亡くなったというニュースを聞きます。

しかも、上司のチャールズ宛にアランから遺書が届いていて、そこに自殺をほのめかす事が書いてありました。

スーザンは、遺書を見て、手書きなのに封筒の表書きはタイプで打たれていることに、違和感を持ちます。

スーザンは、結末部分の原稿を探すために、物語のモデルであったアラン宅に向かいます。

そこで物語のモデルになっていた人たちに会い、アランは殺されたんじゃないか、思い始めます。

結末

①アランは誰に殺害されたのか?
②「カササギ殺人事件」の結末部分はあるのか?
③なぜ、結末部分が消えてたのか?

その辺が、上下巻の最終的な結末の部分です。それにしても上下巻で全然雰囲気がちがうのでびっくりしました。

わたしの感想

上巻は、「これぞミステリーだ!」という感じでとても楽しく読ませてもらいました。「犯人は〇〇です!」のところなんか「よし!」と思いました。

しかし、結末がないで終わるので唖然としたというのが感想です。

下巻になり、せっかく「ミステリー熱」があたたまっていたのに、一気に冷めてしまいました。
そこから、「ミステリー熱」をあたためるのに時間がかかりました。全体的には、とても良くできていて面白い内容でした。

アンソニー・ホロヴィッツなかなかやりますね!

また、続編があります。まだ読んでませんが、次はどんな手で来るのか楽しみです

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