" /> 神様のカルテ 夏川草介の作品です。 | ただほんの本好きブログ

[温かい気持ちになりたい人におすすめする]心がホッとする小説3選 

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tadano
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こんにちは、ただほん です。

今回は、夏川草介さんの神様のカルテシリーズについて、感想などを書いていきます。

1.神様のカルテ

神様のカルテについても書いています!)

1,あらすじ

信州、長野にある「24時間、365日対応」の本庄病院に勤める29歳の内科医、栗原一止が主人公。

あまりに忙しい救急病院での勤務の中、母校の信濃大学医局からの誘いの声がかかる。

大学病院では最先端の医療を学ぶことができるが、大学病院では見てもらえない、死を前にした患者のために働きたい、と悩む主人公。

悩む一止の背中を押してくれたのは、高齢の癌患者・安曇さんからの思いがけない贈り物だった。その贈り物とは?

2,感想

言わずと知れたドラマにもなっている小説です。

最近では福士蒼汰さんが主人公を演じていました。ドラマも全部見ました。とても温かい物語になっています。

文章もとてもきれいで読みやすく温かい小説です。物語的には、事件とかが起こるような
ミステリーではなく、

そういったものを求めている方には、物足りなく感じるかもです。

中でも、救急病院のバタバタした中でも、ものを扱うのではなく、

人を扱う、心の寄り添える医者になろうとしている一止に、深い愛を感じます。

tadano
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僕も介護施設で働いていますが、人を人として見ることの難しさを日々感じています。

なんせ、認知症の方たちへの対応は難しいですから…
そんな中でも、心を失いたくはないなぁ、と思っています。

さすが、著者の夏川さんはお医者さんなので、真に迫るような内容になりながらも、


そこに御嶽荘の面々や主人公の細君・ハルが加わることによって、

癒やしがある内容になっています。

2.神様のカルテ2

1,あらすじ

夏目礎石を敬愛する内科医・栗原一止は「24時間・365日対応」を掲げる信州の本庄病院で働いている。

そこに、東京の病院から信濃大学の同級生の医師・進藤辰也が赴任する。
かつて「医学部の良心」と呼ばれていた進藤は、病棟内で信じがたい悪評が目立つようになる。


失意する一止にさらなる試練が襲う。古狐先生の突然の発病ーこの病院に再び奇跡は起こるのか?

2,感想

この小説では、2つのシーンが印象的でした。

1.コーヒーかけ(頭にかけます)です。

一止と辰也の関係がどうなるのかが、そこに掛かっています。

2.古狐先生(副部長先生)の病気に対して、一止はどう対応し ていくのか?


もう、ドラマと同じくとても印象的なお話でした。

後半、一止が、事務長に対して


「医師の話ではない。人間の話をしているのだ!」と大声で言うところは、とても感動します。

tadano
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今回の小説でも、御嶽荘の面々、細君・ハルなどによって癒やしがありました。
とても温かい物語でした。

3.神様のカルテ3

1,あらすじ

内科医・栗原一止が30歳になった。「24時間、365日対応」の信州の本庄病院で変わらず慌ただしい日々を送っている。

そこに、夏、新任で小幡先生がやってくる。

経験も腕も確かで研究熱心、医療への覚悟も違うが…。

「私、栗原君には失望したの。ちょっとフットワークが軽くて、ちょっと内視鏡のうまいだけの、どこにでもいる偽善者タイプの医者じゃない。」

懸命でありさえすればすべてうまく行くのだと思っていた一止の胸に、小幡先生の言葉の刃が突き刺さる。

2,感想

とうとう、神様のカルテも第3弾です。

とにかく、文体がきれいで、まるで静かな湖でも見ているかの様でした。

この小説の中で、印象に残っているのは3つあります。

1.看護師・東西さんの昔の恋について。

(個人的には、ハルさんがいなければ、一止とくっついてほし い。なんて思っちゃいます。)

2.小幡先生とのやり取り。小幡先生はどんな人なのか。

一止にどんな影響を与えるのか。

3.患者、島内耕三じいさんの癌に関しての話し。

任侠の人でした。

「あんたは、いい医者になる。しっかり頼むぜ」なかなか良い話でした。

男爵から「そんな姫の心のファインダーを独占しているのがドクトルだ。

被写体として恥ずかしくない生き方をしたまえ」との言葉を胸に、一止は決断する。

何回も書きますが、ミステリーのような事件とかはないのですが、

その分、それぞれのキャラクターが、とても印象的に描かれています。

さあ、次は一止は、大学病院です。

tadano
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ぜひ、読んでみてください。ドラマも良かったですが、小説も良いですよ!

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