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『このミステリーがすごい』大賞シリーズ 子供にも読ませたいミステリー。 「ピザ宅配探偵の事件簿」

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tadano
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こんにちは、ただほんです。

今日は猫森夏希さんの「ピザ宅配探偵の事件簿 謎と推理をあなたのもとに」を読んでみたをお送りします!

 はじめに

本屋でなんとなく面白そうだなと手に取ってみた本でした。

発行が2022年8月18日。

実はこの次の日、8月19日から僕は熱を出し、コロナになりました。コロナ闘病記。)

そこから引きこもり生活が始まりました。

その前の日、正確には8月17日でしたが、本屋でこの本を手に取ったのです。たまたまです。

一緒に買ったのは、「王様ランキング」の新刊でした。

単純に「面白そうだな。」って思いました。

デリバリーの時代に起こる数々の殺人事件。暴くのは宅配ピザの配達員!?

このピザ屋には秘密がある

本の帯より

著者の猫森夏希さんは、1989年、福岡県生まれで、第17回『このミステリーがすごい!』大賞·隠し玉として、「勘違い渡良瀬探偵事務所·十五代目の活躍」で2019年にデビューされたそうです。

とにかく、まだあまり読まれていないが、面白い小説を見つけたい!

そして、自分の子どもにも薦めたいって思える小説を紹介したいと思いました。

そういう意味でも、このこのミステリー小説『ピザ探偵』読んでみたら、超面白いです!

今日はぜひ、紹介していきたいです。

 ①登場人物たち

第1話「車輪の上で」

              

  • 橋口昇(はしぐちのぼる)·33歳、ピザ配達員の新人。無口。電子タバコを吸っている。
  • 由良隆弘(ゆらたかひろ)·22歳、ぼく、新人を教える教育係。
  • 岸本栄一郎(きしもとえいいちろう)·35歳、ぼくに仕事を教えてくれた先輩。仕事を辞める。遺体が発見される。容疑者。
  • 下田さん·ピザの常連客。殺される。

第2話「十一月のサンタクロース」

  • 橋口昇·ピザ配達員。無口。
  • 千堂寺恵(せんどうじめぐみ)·ピザ配達の常連客。
  • 梅原麗奈(うめはられいな)·恵と同じ会社で働く友人。最近彼氏と実家で同棲中。仕事に集中できなくなってきている。42歳。
  • 望月理紀人(もちづきりきと)·29歳。麗奈の彼氏。女を取っ替え引っ替えしてみつがしている。
  • 梅原三智子(うめはらみちこ)·72歳、麗奈の母親。

第3話「ノーマスク殺人事件」

  • 津山吉武(つやまよしたけ)·66歳、マンション管理人。妻に先立たれる。殺人の第一発見者。
  • ピザ配達員·黒ずくめの服を着た人。探偵みたいな人。橋口昇?
  • 田辺健道(たなべたけみち)·40歳。501号室に夫婦で住んでいる。殺害される。
  • 田辺有紀(たなべゆき)·37歳。ストーカー被害にあっているらしい。夫が殺害される。
  • 迫田学(さこたまなぶ)·一人暮らし。事件時、ヘッドフォンをしてゲームの実況中だった。
  • 宇佐美直人(うさみなおと)·事件時、4階の廊下にいた。
  • 向井·交番勤務の警察官。事件の通報を受けて、駆けつける。

第4話「五月の太陽とまがいもの」

  • 下柳久司(しもやなぎひさし)·35歳。革職人。革工房で殺害されていた。
  • 泉拓也(いずみたくや)·38歳。『革工房いずみクラフト』革職人。
  • 板倉修(いたくらおさむ)·31歳。革職人。下柳の後輩で、下柳を『革工房いずみクラフト』に誘った。
  • 伊武、冴木·刑事。
  • 橋口·ピッツァコスタの配達員。探偵?
  • 桑原俊次(くわばらしゅうじ)·ピッツァコスタの店長、34歳。
  • 谷田部愛菜(やたべ)·F大学経済学部三年生。ピッツァコスタのバイト。
  • 古沢しのみ·大学四年生、バイト。

この全ての章に共通していることは、橋口昇です。ピザ配達員です。

 ②あらすじ

宅配ピザの常連客が強盗に殺され、容疑者の元配達員も死んだ。盗まれた金品はどこにいった?(第1話)

オンライン越しに見えた同僚の恋人は、殺人犯として指名手配された男にそっくりで…。(第2話)

マンションで起きた殺人事件。被害者の口元からは、つけていたはずのマスクが消えていた。(第3話)

行く先々で事件に遭遇するピザ配達員が、美味しいピザと共に華麗な推理を披露する連作短編集!

本の裏表紙より

このミステリー小説は、4つの短編からなっている小説です。第1話·車輪の上で、第2話·十一月のサンタクロース、第3話·ノーマスク殺人事件、第4話·五月の太陽とまがいもの、これら4話の話が繋がりなく書かれています。

共通しているところは、同じピザ屋が関わっていて、そこのピザ配達員が良いところで事件に関わってくるところです。

なんか、ピザ頼みたくなってきましたね。

 書評と感想

全体的に読みやすく、登場人物も章ごとに多くもなく、分かりやすいです。

文章も読みやすかったです。

ピザ配達員が事件を一つずつ解決していくさまは圧巻でした。なぜ彼はピザ配達員になったのか?その謎が最後に解き明かされていきます。

何でしょうか。殺人という悪に対して、ピザ配達員という善が出てくることの安心感がありました。

読み終わって、スッキリする感がありましたし、子どもにも読ましたいと思える作品でした。

日常の中でちょっとした刺激を求めている人にはおすすめのミステリーです!

『このミステリーがすごい!』大賞シリーズは、やっぱり面白いですね。

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