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特殊設定ミステリ クローズドサークル 魔眼の匣の殺人!

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こんにちは、ただほんです。

今日は今村昌弘さんの『屍人荘の殺人』シリーズ第2弾『魔眼の匣の殺人』の書評をお送りします。

『魔眼の匣(はこ)の殺人』について

もちろん有名な神木隆之介さん、浜辺美波さん、中村倫也さんによって映画化もした今村昌弘さん著の「屍人荘(しじんそう)の殺人」の第2弾のミステリ小説です。

前作をおさらいすると、班目機関(まだらめきかん)なる怪しい組織による集団感染テロ事件があり、主人公たちが巻き込まれました。

ゾンビによるクローズド・サークルという特殊な環境が生まれ(周りはゾンビだらけです!)、そこで連続殺人事件が起こり、主人公・ワトソン葉村君とヒロインの名探偵・剣崎比留子さんが事件を解決していきます。

事件は解決していき、平穏な生活が戻りますが、葉村君のホームズだった明智さんがゾンビにやられ死んだことで葉村君は気持ちが落ち込んでいます。

明智さんの存在が大きいですね。

「うまくいかないもんだな」

明智さんの最後の言葉が心に響いています。

そんな中、班目機関の情報が入り、比留子さんと葉村君はその情報の元の「魔眼の里」を目指し調査に行きます。

そこで起こることが今作の『魔眼の匣(はこ)の殺人』です。

あらすじ

その日、神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と剣崎比留子を含む九人が、人里離れた班目機関の元研究施設“魔眼の匣”を訪れた。その主であり、予言者として恐れられている老女は、来訪者に「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」と告げた。施設と外界を結ぶ唯一の橋が燃え落ちた後、予言が成就するがごとく一人が死に、閉じ込められた葉村たちを混乱と恐怖が襲う。さらに客の一人である女子高生も予知能力を持つと告白しー。残り48時間、二人の予言に支配された匣のなかで、葉村と比留子は生き残って謎を解き明かせるか?!ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ第2弾。

Amazon商品紹介より

登場人物

  • 葉村譲…神紅大学経済学部一回生。ミステリ愛好会会長。主人公。
  • 剣崎比留子(ひるこ)…神紅大学文学部二回生。ミステリ愛好会会員。ヒロイン。名探偵。
  • 十色(といろ)真理絵…高校二年生。未来を見通す絵を描く予知能力者。
  • 茎沢(くきさわ)忍…高校一年生。十色の後輩。オカルト好き。
  • 王寺貴士…容姿端麗で物腰柔らかな会社員。バイクでツーリングに来ていたがガス欠で…。
  • 朱鷺野(ときの)秋子…真っ赤な出で立ちの元好見の住人。墓参りで戻ってきていた。予言を恐れている。
  • 師々田(ししだ巌雄…気難しい社会学教授。妻とは離婚している。
  • 師々田純…巌雄の息子。小学生。純粋な子。
  • 臼井頼太…『月刊アトランティス』記者。
  • 神服(はっとり)泰子…サキミに仕える好見の住人。
  • サキミ…未来を見通す予言者。
  • 明智恭介…元ミステリ愛好会会長。前作で死亡。

ただほんの気になるポイント

『屍人荘の殺人』シリーズ第2弾です!

期待大にしていました!実際読んでみて、面白かったのですが、個人的には『屍人荘の殺人』のほうが好きですね。

期待大にしてしまった分、乗り切れなかったかもしれません。「予言」に翻弄される人達、そこで起きる殺人事件、深くハマれば面白い作品だと思います。

「予言」に翻弄される人達が、あまり実感できなかった。

クローズド・サークル!

前作はゾンビによるクローズド・サークルでしたが、今作は、外界との唯一の橋を燃やされたことによるクローズド・サークルでした。

ちょっと見方を変えると、「予言」によって作り出されたクローズド・サークルだと思います。

恐れと混乱によって起こる殺人事件です。

「ゾンビ」も「予言」も、とても新鮮な要素が入ったミステリです。

「予言」?「預言」?クリスチャンのただほんによる解説。

ここでいう「予言」は、占いのようなもので「予言」されたら最後防ぎようがないものです。

この小説の中でもこの「予言」によって人々の人生が翻弄され、殺人事件に発展していきます。それがまた、面白いのですが…。

もう一つ「預言」というものがありますが、これは聖書からのものです。

「預言」とは、神様からの言葉を預かり人に伝えることです。それは100%決まったことではなく、「あなたがたはこうしなければこうなります!」みたいなことが多いです。

聖書の「預言」は、特にイスラエルにですが、「悔い改めて悪から離れなさい。そうしなければあなたがたは囚われ他国に連れて行かれる。」

聖書の「預言」は、人に悔い改めて立ち返ることを求めます。

もし人が神の前に悔い改めたなら、神はその罰を思い直し、祝福を与えてくれる、それが聖書の「預言」です。

旧約聖書でヨナ書というところで、イスラエルの敵の国ニネベについて「あと四十日すると、ニネベは滅びる。」との預言がありました。

ニネベの人々はみんな悔い改めて「神様ごめんなさい」と祈りました。

すると、神様はわざわいを思い直され、ニネベの罪を許されました。

余談ですが、聖書の預言は人々に悔い改めを求めるためのものでした。

おわりに

『屍人荘の殺人』シリーズ第2弾『魔眼の匣の殺人』も本当に面白かったですよ!

第3弾の『兇人邸の殺人』も超たのしみです!その中で起こる人間模様やクローズド・サークルによる殺人、絶対面白いこと間違いなしですね。

個人的には、明智恭介が好きなのですが、第一作でかっこよく退場してしまっているので…残念です!

また、次も期待して!

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