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チームバチスタ系「ケルベロスの肖像」&「輝天炎上」裏と表のミステリ!

チームバチスタ系

こんにちは、ただほんです。

今日は、海堂尊さんのチームバチスタ系の「ケルベロスの肖像」と「輝天炎上」をご紹介します!

 チームバチスタとは

『チーム・バチスタの栄光』(チーム・バチスタのえいこう)は、2006年(平成18年)に宝島社から刊行された海堂尊の長編小説。作者のデビュー作であり、第4回『このミステリーがすごい!」大賞を受賞した。受賞時のタイトルは『チーム・バチスタの崩壊』。

ウィキペディアより

当時現役医師であった海堂尊さんが、受賞した第4回『このミステリーがすごい!』大賞、この後もたくさんのミステリー小説を送り出してくれて、私達を楽しませてくれています!

その第4回で大賞を受賞した作品です。

内容は、

桜宮市の東城大学医学部附属病院は、フロリダのサザンクロス心臓疾患専門病院から心臓外科医の権威、桐生恭一を招聘し、心臓移植の代替医療であるバチスタ手術を専門で行うチーム、「チーム・バチスタ」を結成、「チーム・バチスタの奇跡」と呼ばれる程の驚異の成功を収めていた。

しかし、成功率100%だったチーム・バチスタが、3例立て続けに謎の術中死に遭遇する。少年ゲリラ兵へのバチスタ手術により世間の注目を集める中、疑念を解明するため、病院長・高階は神経内科学教室の万年講師で、「不定愁訴外来(別名・愚痴外来)」の責任者・田口に内部調査を命じる。

だがチーム・バチスタの調査が難航した時、外部から調査者・厚生労働省の役人「ロジカル・モンスター」白鳥がやってくる。

ウィキペディアより

バチスタ手術中の殺人事件を田口と白鳥のコンビが解き明かしていく物語です。

チーム・バチスタ」ついてのブログもあります!

言わずとしれた医療ミステリー連続小説で、全部で10冊以上出ておりますし、現在も続いている物語です。

 読んでいたほうが良い小説

特に、この「輝天炎上」に至るまでの物語がなかなかすごいのです。

この「輝天炎上」を読むためにはせめて「螺鈿迷宮」を読み、碧翠院桜宮病院との因縁、桜宮一族との戦いについて知らないと面白くないです。

チーム・バチスタは沼であり、読み始めると枝葉のように広がり、次から次へと読まなくてはいけない小説が出てきます。

輝天炎上(きてんえんじょう)」を読むためには、「チーム・バチスタの栄光」(田口と白鳥のはじめの話)、「ナイチンゲールの沈黙」(桜宮一族の兄が出ています)、「螺鈿迷宮(らでんめいきゅう)」(天馬大吉と桜宮一族)、「ブラックペアン」(渡海征司郎と高階権太と患者の体内に残したブラックペアン)、(そして余裕があれば「アリアドネの弾丸」や「イノセント・ゲリラの祝祭」)そして「ケルベロスの肖像」を読んでいれば大丈夫です!

そこまで読めなければ、「螺鈿迷宮」と「ブラックペアン」「ケルベロスの肖像」を読んでいればそれなりに楽しむことができると思います。

では、内容に入っていきましょう!

 ケルベロスの肖像

本編6作目?に当たる小説です。

 あらすじ

東城大学病院を破壊する➖病院に届いた一通の脅迫状。高階病院長は、”愚痴外来”の田口医師に犯人を突き止めるよう依頼する。厚生労働省のロジカル・モンスター白鳥の部下、姫宮からアドバイスを得て、調査を始めた田口。警察、法医学会など様々な思惑が交錯するなか、エーアイセンター設立の日、何かが起きる!?

本書裏より

 登場人物

  • 田口公平(たぐちこうへい)…神経内科学教室講師/不定愁訴外来主任、リスクマネジメント委員会委員長。
  • 高階権太(たかしなごんた)…東城大学医学部附属病院院長。
  • 白鳥圭輔(しらとりけいすけ)…厚生労働省技官。「ロジカル・モンスター」「火喰い鳥」
  • 姫宮香織(ひめみやかおり)…白鳥の部下。クラッシャーな人。
  • 彦根慎吾(ひこねしんご)…房総救命救急センター病理医。
  • 桧山シオン(ひやましおん)…ジュネーブ大学画像診断ユニット准教授。
  • 天馬大吉(てんまだいきち)…東城大学医学生。「落第王子」
  • 別宮葉子(べつくようこ)…時風新報社会部記者。天馬大吉の幼馴染。
  • 南雲忠義(なぐもただよし)…元極北市監察医務院院長。
  • 西園寺さやか(さいおんじさやか)…医療ジャーナリスト。
  • 桜宮小百合(さくらみやさおり)…桜宮一族の双子の姉。

 物語りのキモ

「輝天炎上」が物語の裏で、「ケルベロスの肖像」は物語の表です。

2つとも、同じ物語ですが視点が違くて、一つは田口から見た物語であり、もう一つは天馬大吉から見た裏の物語です。

2つ見ることによって、全体像が見えてきて面白いです。

東城大学に恨みを持つ桜宮一族の生き残りの復讐の物語であり、エーアイセンター設立の日にテロを起こそうとしています。それを阻もうと高階病院長と田口医師、白鳥圭輔や彦根慎吾などが動きますが…。

手に汗握る物語です!

 輝天炎上

天馬大吉による裏の物語です。「螺鈿迷宮」の続編であり、「ケルベロスの肖像」のアナザーストーリーです。

 あらすじ

東城大を焼き尽くせ。

大学病院への復讐を果たすため、桜宮一族が帰還する。

医学生・天馬は母校の危機を救えるか?

シリーズ史上最大の因縁と謎がいま、解き明かされる。

『螺鈿迷宮』の続編にして、「バチスタ」シリーズ完結作『ケルベロスの肖像』のアナザーストーリー登場!

本書帯より

桜宮市の終末医療を担っていた碧翠院桜宮病院の炎上事件から1年後。東城大学医学生・天馬大吉は学校の課題で「日本の死因究明制度」を調査することに。同級生の冷泉と関係者への取材を重ねるうちに、制度自体の矛盾に気づき始める。そして、碧翠院の跡地にAiセンターが設立され、センター長に不定愁訴外来の田口医師が任命されたことを知る。時を同じくして、碧翠院を経営していた桜宮一族の生き残りが活動を開始する。東城大への復讐を果たすために。

帯より

 登場人物

  • 天馬大吉…東城大学医学生。留年を重ねるダメ学生だったが、炎上事件の後は医学と真摯に向き合っている。
  • 冷泉深雪(れいせんみゆき)…天馬の同級生。学年で1,2を争う美少女で成績優秀。天馬と行動を共にする。
  • 西園寺さやか…謎多き医療ジャーナリスト。

 物語りのキモ

この裏の物語の主人公は、医学生の天馬大吉です。天馬大吉は「螺鈿迷宮」で碧翠院桜宮病院が燃えてなくなるときに最後にそこにいた1人です。

大吉は、桜宮すみれを想っています。ただ、すみれは碧翠院が燃え落ちたときに死んだことになっています…。

その大吉が、同級生の冷泉深雪と行動をともにしていく中で、いい感じになっていきます。

大吉の恋も見ものです!

 ただほんの感想!

2冊読むことによって、全体像が見えてきて面白いです。「ブラックペアン」を読んでおくともっと面白いこと請け合いです!

あの「ブラックペアン」がこんな形で出てくるなんて…。

「ケルベロスの肖像」で分からなかった所が「輝天炎上」で明かされていきますし、どちらもなかなかの物語です。

ただ、「ケルベロスの肖像」は429ページ、「輝天炎上」は397ページ、合わせて826ページありますから、超大作ですね。読むのは大変ですが読んで損はないですよ!

まだまだ、「チーム・バチスタ」の物語は続きますし、枝葉のように別れた物語でありますので、読み応えがあります!

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